KYEPERSON MESSAGE キーパーソンメッセージ

　キャサリンファンの皆様、はじめまして！
　キャサリン・フルボディでサウンドプロダクション（BGMや効果音）を担当させて頂きました、INSPION IZENE,Inc. からご挨拶させていただきます！

　待望の「キャサリン・フルボディ」発売決定・・・おめでとうございます！
　超人気タイトルな上、サウンド面でも絶大な人気を誇るアトラス様の作品。しかも8年も熟しているなんて・・我々はそれに見合う濃厚なサウンドを制作しなくてはなりません。本作では、新規オリジナル楽曲は勿論、前作の人気曲をアレンジしたり、有名なクラシック曲をアレンジしたりと、様々な風味を詰め込みました。今日はその中のひとつ、先日Youtubeでも公開されました、オープニング曲制作のエピソードを書いてみようと思います。

【オープニングムービーはこちら】

　今回のオープニング曲は、前作の人気オープニング曲「YO」のアレンジでいきましょう！というお話をいただきました。
「YO」は、シンプルな構成ながらもキャサリンの世界観に一気に引き込まれる、アトラスの作曲家、目黒さんの名曲。そして橋野プロデューサー、後藤ディレクターからいただいたミッションは、「キャサリンの世界観、原曲の雰囲気を維持しつつも、垢抜けた曲にしてほしい」というもの。
「はい！やりましょう」と快諾したINSPIONのプロデューサー倉持ですが、実は心の中で「これは相当難しいYO」と思っていたそうです。
　なぜならこれだけシンプルながらもメッセージ性が強く、しかもクールなラップ曲！こういった曲の編曲は非常に難しい上、さらに垢抜けなければなりません！
　しかし、その場ですぐ突破口は開けました。女性歌手を起用し、キャッチーなメロディーを追加していく方針が決まったのです。

　早速INSPION社内では、編曲を担当するINSPIONの秋田、サウンドディレクターの中島、サウンドプロデューサーの倉持で作戦会議がはじまりました。
　コード進行や他のパートを変えてしまうと、原型を留めない全然違う曲になってしまう可能性があり、原曲「YO」のファンにも納得していただくためには、新しさと原曲が共存するようなアプローチにしなくてはなりません。

　これは慎重に慎重に進めていきましょう・・・と言っていた矢先、、、翌日秋田からデモが既に上がってきているではないですか！
　しかしこれがバッチリ。ここからメロディーを何度か調整し、アレンジがたった1日で完成してしまいました。買い物でいう一目惚れの即買いと同じで、それほどまでに迷いがなく、完璧なものだったということです。

　よし！次は歌手を決めようということに。倉持は「ただ上手い女性歌手を起用するのでは個性が足りないからダメ！」と言い出します。
　考えた末、日本語が歌える外国籍の歌手を起用し、日本人とは違う絶妙な発音で日本語歌詞を歌ってもらおうということになりました。
　中国で大活躍されている歌手「冥月」さんの起用を決定し、すぐさま倉持が上海にてレコーディング。日本の秋田にデータを送信、帰国した頃にはMIXも終わり完成していました。便利な世の中です。

写真は歌手の冥月さん

　8年という時を経て、濃厚に熟成したキャサリン・フルボディ。是非INSPIONのクールなサウンドにも耳を傾けてみてください！

　アトラスさん＜＜日本でのライブも大歓迎とのことでしたよ！